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大月内科循環器内科

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花粉症対策

花粉症の症状・風邪との違い

一般的には、くしゃみ、鼻水、鼻つまり、目のかゆみがあげられます. 中には、鼻の奥から喉に流れる鼻水により、喉の痛みやイガイガ感がでたり、せきの原因になることもあります。目の症状では、かゆみの他に目ヤニや涙が出たりします。

花粉症の場合、水のようなサラサラした鼻水が特徴的です。鼻風邪では、次第に鼻水や痰は濃くなり、黄色、緑色になることが多いです。また、風邪では一般的には目の症状はでません。

日常できる花粉症の予防対策

  • 花粉の多い日の外出は控えましょう。 外出する時には、めがね・マスクを着用すると効果的です。
  • 帰宅後,家の中へ入る前に衣服についた花粉をたたいて落としましょう。 帰宅後には、うがいと洗顔を忘れずに。
  • 家の中をこまめに掃除し,床のほこりや,花粉を簡易モップなどでふき取りましょう. 加湿のできる空気清浄器も効果的です。
  • 花粉の時期は布団や洗濯物は外へ干さないようにしましょう。喫煙,飲酒,風邪,過労なども症状を悪化させます. 体調が悪いときほど規則正しい生活を心がけましょう。

薬による治療

花粉症の薬の中には、即効性のものもあれば、効果がでるまでに数日間かかるものもあります。 一般的に抗ヒスタミン剤は即効性がありますが、眠気、喉や鼻の乾きなどの副作用がでることがあります。 眠くなりにくい薬もありますのでご相談ください。
鼻の症状、目の症状がひどい場合には、内服薬に加えて点眼剤、点鼻剤を使用します。
いずれも局所で効く薬なので全身に対する副作用はありません。 その他の薬として漢方薬もありますのでご相談ください。

スギ花粉症にはシダキュアと言う薬の舌下投与によ る減感作療法(アレルゲン免疫療法) が可能です。アレルゲン免疫療法とは、 病因アレルゲンを投与していくことにより、アレルゲンに曝露された場合に引き起こされる関 連症状を緩和する治療法であり、アレルギー疾患の自然経過を改善させることが可能な治療法 です。シダキュアによる治療では、スギ花粉症の症状改善と、対症療法である薬物の使用量の 減少が期待されます。